平安時代頃から貴族の間で使われるようになったといわれている扇子は最初の頃は男性用として使用されていました。やがて宮中の女性の間でも扇面を上絵で飾った状態で雅な装飾品として使われるようになりました。扇子の種類が増えたのは江戸時代に入ってからだといわれています。京扇子の素材はいくつかあります。紙を貼ったもの、絹や綿の布を貼ったもの、薄板を綴ったものなどがあります。それぞれの素材を使った扇子はいろんな用途に使われています。例えば紙を貼ったものは夏場などに普段から扇ぐために使われる夏扇や茶道・装飾などに使われる茶扇、舞踊用・装飾用などに使われる舞扇、冠婚葬祭用の祝儀扇などがあります。最近では普段から使う人は少なくなりましたが、ファッションや高級志向化されてきています。

京扇子の有名店では扇子のみを扱っている

京扇子は上品で一般的な扇子とは一味違う扇子です。そのため、有名店といえば扇子のみを扱っている専門店であることも珍しくありません。特に有名店で扱っている京扇子の素材は昔ながらの紙であることがほとんどです。素材が紙だと絹や綿とは違ってあおいだ時に風がよく通ります。また意匠をこらしたものも多く、優れたものが多いといわれています。扇子そのものも末広がりの形をしているため、縁起が良いものだと昔からいわれています。現在では扇子といえばなんとなく女性が持つイメージを持っている方も少なくありませんが、女性ものだけではなく、男性用も用意されています。また名前の通り、京都で作られていることから昔ながらの技法が使われていたりして国産ということで贈り物としても喜ばれます。

有名店の扇子の特徴とはどんなもの?

京都で作られている扇子というだけでも雅で上品なイメージがありますが、こういった有名なお店で作られているものは絵柄なども昔から伝わる美意識の高い絵柄が使われていることも多く、色使いも季節感のある優美な色使いとなっています。また繊細で細やかな気遣いが施されているのが京都の扇子の特徴なのです。良い扇子を選ぶためのポイントはまず持った時に重量感のあるもの、竹の密度が高く作られているもの、閉じた時にきっちりと閉じることができるものといった点をチェックするのが良いです。特に良い扇子というのは骨部分に使われている竹が上質なものが多く、また有名なお店の作っている扇子は扇の面の加工に関してもとても上手にされています。これらが総合的にしっかりとしてあることで何度開いても閉じた時にピチッとしめることができます。